新規就農者向けの補助金制度とは
農業分野では担い手不足が深刻化しており、国は49歳以下の若年層を中心とした新規就農者の確保・育成を重要な政策課題として位置付けています。
その代表的な支援策が、農林水産省が実施する「就農準備資金」および「経営開始資金」です。これらは、主に49歳以下で独立・自営就農を目指す方を対象に、就農前から就農後までの一定期間、生活費や経営初期の負担を支援する給付型の資金制度(原則返済不要)となっています。

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事務所住所:青森県弘前市青山5-13-3
電話番号:090-9494-0574
対応エリア:弘前市、黒石市、平川市、五所川原市、つがる市、青森市をはじめとした津軽地方全域
就農準備資金とは(就農前の支援)
就農準備資金は、農業大学校や先進農家、農業法人などで研修を受ける就農希望者に対し、研修期間中の生活費を支援する制度です。
主な制度内容
・支給額:月額13万7,500円(年間最大165万円)
・支給期間:最長2年間
・対象者:49歳以下で、独立・自営就農を目指し、認定された研修を受ける者
就農前の研修期間は、収入が不安定になりやすく、生活費の確保が大きな課題となります。本資金を活用することで、生活面の不安を抑えながら、農業技術や経営知識の習得に専念できる環境を整えることが可能となります。

経営開始資金とは(就農後の支援)
経営開始資金は、実際に独立・自営就農を開始した後、経営が安定するまでの期間を支援する制度です。
主な制度内容
・支給額:月額13万7,500円(年間最大165万円)
・支給期間:最長3年間
・対象者:49歳以下で青年等就農計画の認定を受け、農業経営を開始した者
就農直後は、農地の整備、農業機械や資材の導入、販路の確保など、多くの初期投資が必要となります。一方で、収入はすぐに安定しないことが一般的です。
経営開始資金は、こうした経営初期特有の資金繰りリスクを軽減し、安定した農業経営の立ち上げを支援する役割を担っています。

補助金申請における注意点
就農準備資金・経営開始資金はいずれも国の制度ですが、実際の申請窓口や運用は市町村などの地方自治体が担っています。そのため、制度の活用にあたっては以下の点に注意が必要です。
・交付要件を満たしているかどうか、事前に慎重な確認が必要
・申請前の段階で、市町村等の行政機関との事前相談・協議が実質的に必須となるケースが多い
・就農計画や収支計画の内容次第で、交付の可否が判断される
・交付後も、定期的な報告義務や要件未達時の返還リスクがある
これらの制度は「申請すれば必ず受け取れる補助金」ではなく、制度要件の理解と事前準備が結果を大きく左右する点が特徴です。
行政書士が関与する意義
新規就農に関する補助金制度では、単なる書類作成にとどまらず、制度全体を踏まえた対応が求められます。
・交付要件に適合しているかどうかの事前判断
・青年等就農計画や事業計画の整理・作成支援
・申請前の段階からの行政機関との折衝・調整
行政書士が関与することで、不交付や返還といったリスクを回避しつつ、制度を適切に活用するための実務的なサポートが可能となります。
まとめ
・就農準備資金・経営開始資金は、49歳以下の若年層を対象とした新規就農者向けの重要な支援制度である
・活用にあたっては、交付要件に適合しているかどうかの判断が不可欠である
・申請前の段階から、行政側との事前協議や折衝が必要となるケースが多い
新規就農を円滑に進めるためには、早い段階から制度内容を正しく理解し、専門家のサポートを受けながら計画的に準備を進めることが重要です。
情報の出典について
本記事の内容は、農林水産省が公表している「新規就農者向け支援制度(就農準備資金・経営開始資金)」に関する公式情報を基に作成しています。制度の詳細や最新の運用については、年度ごとに変更される場合があるため、実際の申請にあたっては市町村等の窓口での事前相談および最新情報の確認が必要となります。
出典
農林水産省「新規就農者向け支援(就農準備資金・経営開始資金)」
https://www.maff.go.jp/j/new_farmer/n_syunou/roudou.html
この記事を書いたのはOSAYA行政書士事務所の佐藤卓也です。
事務所所在地の弘前市を中心として津軽地方全域で事業や生活に関わる行政対応をサポートしています。行政への書類作成や申請業務のフォローが必要な際は、いつでもお気軽にご連絡ください。


